相手との間に起こることは自分だけのせいではないということが認識できれば、次のステップとして、関係性を変える方法を考えることができます。 自分が相手に何を期待しているのかを整理して、その伝え方を考えるのです。 相手への期待・・・
「社会不安障害の克服の考え方」の記事一覧(5 / 12ページ目)
自分だけのせいではないということを認識する
社会不安障害の治療において重要なポイントは、対人関係上の不一致が自分だけのせいでないということを理解してもらうことです。 何でも他人のせいにする人も問題ですが、社会不安障害の場合の問題は、何でも自分のせいにすることです。・・・
サポート源の重要性
人は何らかの社会的なストレスに対処するためにサポート源を必要としています。 サポート源が安定していないと、社会不安が強化される可能性があります。 たとえば、配偶者との間に不一致をかかえているひとは、自分が職場でどう見られ・・・
まず、ズレを明らかにする
「対人関係上の役割をめぐる不一致」の治療は、まず、どのように役割期待がずれているのかを明らかにするところから始めます。 社会不安障害になると、「自分がおかしい」と感じるため、相手との関係にストレスを感じてもそれは自分の責・・・
対人関係上の役割をめぐる不一致
私たちはどんな人に対しても何らかの役割を期待しているものです。 それが具体的なこうどうであることもあれば、全般的な態度であることもあります。 対人関係上のストレスは、この役割期待がずれるときに起こってきます。 つまり、自・・・
必要なスキルを身に付ける
新しい役割への適応は精神論だけですむ話ではなく、実際に「できるようにならなければいけないこと」もあるでしょう。 社会不安障害の人の場合、困難だと感じるのは物理的なことよりも、「人とのやりとりの新しい形を学ぶ」というテーマ・・・
新しい役割について、ポジティブな面とネガティブな面をよく検討する
役割変化への適応が困難な人の場合、新しい役割のネガティブな側面しか見えていないことが多く、古い役割の喪失感とあいまって、「変化」ではなく「喪失」としかとらえていないことが多いものです。 実際には、多くの変化において、新し・・・
新しい役割に対する不安を扱う
どんな人にとっても変化は何らかのストレスを引き起こすものです。 そして、新しい役割については不安を感じることが多いものです。 もちろん、新しい役割という未知のものに直面して不安を感じることはむしろ健康なことなのですが、社・・・
サポート源に注目する
「役割の変化」に取り組む上で重要なのは、サポート源に注目することです。 相談できる、愚痴を聞いてもらえる、などのサポート源があれば、それだけ変化は乗り越えやすくなります。 社会不安障害の人の場合、もともとそのようなサポー・・・
変化そのものについての気持ちを受け入れる
シラネさんにとって、変化は比較的急にやってきました。 新入社員が入る一カ月前に、「新年度からは研修を担当してもらうから、準備するように」と上司から言われたのです。 「そんなに急に言われても、心の準備もできませんよね」と言・・・