はじめまして、社会不安障害の克服を研究している、ジョニー(男)です。

まず初めに、社交不安障害はやれば必ず治ります。

重度の社会不安障害だった私が克服できたのであなたにもきっと克服できるはずです。

社会不安障害が治った今の私は、幸せです。

空は絵の具で描いたように青く透き通り、雨の音は心地よく、吸う空気はとてもおいしく、すれ違う人、みんな幸せそうに見えます。

そして治った後のなによりもの収穫が人の痛みがわかるようになったことだと思います。

他人の痛みが分かると他人ごとにしておくことなく、なんとか助けになれないかな。
と思うようになりました。

そこで忘れないうちに、今、社会不安障害の緊張で辛く頑張っている人に私の重度の社交不安障害の克服体験とその方法を公表することで少しでも役に立てれば幸いに思います。

まずこの文章を読んでくださっている人はほとんど知っているかもしれませんが、念のため社会不安障害とは何かということを簡単に説明します。

例として、会社の朝礼当番などで大勢の人の前でスピーチをするのは一番最初は誰でも緊張します。

そこで、次やその次にスピーチをするとき、普通の人ならば段々緊張しなくなっていくのに対して、社会不安障害の人はスピーチの数を重ねれば重ねるほど緊張の度合いが増してゆき、ついには、社会生活の支障をきたすまでになってしまうことです。

今、社会不安障害の緊張で辛く頑張っている人へ

まず一番最初にすることは、まだ病院へ行っていない人は病院へ行ってください。

社会不安障害は病気です。それは恥ずかしいことでもなんでもなく、病気なので治療を要することです。

そして病院を訪れることはあなたを社会不安障害の緊張の克服へ導く大きな一歩となります。

そしてそこで大切なポイントです。

なるべくよい医師を探してください。

私が社会不安障害を克服できるようになったきっかけとして一番大きなポイントだったのが良い医師と巡りあうことでした。

社会不安障害を克服するにあたって良い医師とは?

私の担当の医師はたまたま臨床心理士の資格も有しており、私の話を十分に聞いてくれて、そして社会不安障害の治療法や克服の方法をきちんと戦略立てて、マンツーマンで闘病してもらったことでした。

話してもらえるだけで勇気が出て元気が湧いてくる感じでした。

話しもろくに聞かず、薬だけ処方する5分診療の医師は避けた方が無難です。

あと私にとって社会不安障害を克服するにあたってすごく為になったのは良書を読むことと、人気のあるカウンセラーのカウンセリングパッケージを使用することでした。

カウンセリングのパッケージというと何?かと思う人が多いと思いますが、今では全国を飛び回っている人気カウンセラーのカウンセリングを映した映像や書類、データのことです。

このカウンセリングは私にはとても効果があり勇気を後押ししてくれるものになりました。
やっぱり優秀なカウンセラーのカウンセリングを体感することは大切なことだと思いました。

また、社会不安障害についての本を読むことは、私の社会生活の考え方を180度変えてくれました。

そして大きな勇気をもらい治療の根幹をなすものとなってくれました。

でも、この手の本は数多く出版されているので良書を見つけるのには苦労しました。

そこで本サイトでも数多くの本の中から私が厳選した良書を中心に治療法や克服法、考え方の変え方などをお届けできればと思います。

また、私が社会不安障害を克服するにあたって一番大切な部分をピックアップしたものを私のメールマガジンで配信していますので、こちらもぜひ活用してみてください。
 

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社会不安障害の主な症状の種類(どのような場面で不安や緊張を感じるか)

スピーチ恐怖

学校では、授業の本読みやゼミの発表など、社会人になると、会社での会議でのプレゼンや朝礼当番などでうまく発表できなかったらどうしよう、ちゃんとしなくちゃと思い、緊張してしまうことを指します。

また、声が震えたらどうしようという振戦恐怖と深いつながりがあります。

このスピーチ恐怖は社会不安障害の中でも一番多い症例になると思います。

赤面恐怖

人前で顔が赤くなってしまったら恥ずかしい、どうしようということを指します。

赤面症と間違えられやすいのですが、赤面症はただ人前で顔が赤くなることで、赤面恐怖は人前で顔が赤くなることに恐怖を感じる点にあります。

赤面がバレないように下をうつ向いたり、髪の毛で顔を隠したりする人も多いです。

視線恐怖

視線恐怖には主に二つの種類があります。

一つは、他者視線恐怖で他者から見られていることに緊張することを指します。

もう一つは、自己視線恐怖で、自分が相手をにらんでいるんじゃないか、そして相手はそれに気付いているのではないかと思ってしまうことです。

他にも視線の両脇が気になる脇見視線恐怖などもあります。

対人恐怖

人と接する時、変に思われるんじゃないかと緊張してしまうことを指します。

書痙

人前で字を書く時、緊張して手が震えてしまいうまく字が書けないことを指します。

振戦恐怖

食事の時の食器を持つ手が震えてしまったらどうしよう、人前で文字を書く時震えてしまったらどうしよう、会議のプレゼンで声が震えてしまったらどうしようなどと思い緊張してしまうことを指します。

人前で震えてしまったら恥ずかしいという思いがあります。

電話恐怖

電話している時、隣に人がいると、特に上司など目上の人がいる時、内容や話し方やをチェックされているんじゃないかと思い緊張してしまうことを指します。

吃音恐怖

言葉を発する時に、あのあのあのこの前の・・・など言葉の先頭に同じ語を繰り返し発してしまうことや、・・・あの・・・など言葉の先頭部分が出てこず詰まってしまうことを恥ずかしいと思い緊張してしまうことをいいます。

よく、どもりとも呼ばれます。

吃音恐怖と間違えやすいのが吃音です。

吃音はただ、どもってしまい、それを苦にしてはいないことに対し、吃音恐怖はどもることをダメなことだとみなし、それに恐怖してしまうことです。

会食恐怖

目上の人との食事やあらたまった席での会食で、ちゃんと残さず食べなきゃ、やスプーンなどを持つ手が震えてしまったらどうしようなどと思い、緊張して、食事が喉を通らなくなることをいいます。

この会食恐怖も振戦恐怖と深いつながりがあります。

私も一時、会食恐怖に陥りまして、アルバイトしていたレストランでまかないをつくってくれたコックさんと一緒に食事休憩をとる時、残したらどうしようと思い、緊張してまったく、食事が喉を通らなくなりました。

そしてある時、決意して、まかないをひと口だけ食べ、コックさんの目の前で、生ゴミのゴミ箱に全て捨てた時からだんだん食事できるようになりました。

排尿恐怖

これは男性に限ってなのですが、尿をする時、となりに人がいると緊張して尿が出なくなることを指します。

個室の場合は起こりません。

腹鳴恐怖

私も一時期ありましたが、映画館などで静かなシーンの時にお腹がなったらどうしようと緊張してしまうことを指します。

発汗恐怖

人前で汗をかくことを恥ずかしいや汚らしいと思い、緊張してしまうことを指します。

特に、シャツの脇の下の部分が汗で変色することを恐れる人も多いです。

過敏性腸症候群(IBS)

社会不安障害などの緊張からお腹が痛くなり下痢してしまうことを言います。

電車で急行電車で当分下車できないときなどにお腹が痛くなってしまいます。
そのため、普通電車にしか乗れない人もいます。

私の場合は、試験中の過敏性腸症候群でした。

試験中なので途中退出してしまえば、その時点で答案を提出しなくてはなりませんでした。

さらに、過敏性腸症候群で閉鎖された空間で試験を解かねばならないといったことが大きな不安となり、パニック発作を発症してしまいました。

そのため、長い期間、保健室受験を余儀なくされました。

しかし、その時点で病院にかかり、抗不安薬をうまく使用することにより、最終的には、抗不安薬なしで無事、試験を受けれるようになりました。

社会不安障害の克服と薬物治療

社会不安障害を患って病院に行くと、まず、ほぼほぼ、薬が処方されます。

私も処方されました。

社会不安障害に使用する主な薬の種類は3つです。

一つは、SSRIという抗うつ剤です。

これは選択的セロトニン再取り込み阻害薬の略した名前です。

なぜ抗うつ剤が?とおもわれますが、

社会不安障害によく効く効果をもたらしてくれるからです。

脳の神経細胞のシナプス間のセロトニンを増やすことによって、緊張やうつを改善してくれる薬で、比較的新しいタイプの薬です。

病院に行き、社会不安障害と診断されると、SSRIが処方される可能性は高いといえます。

次に、抗不安剤、中でもベンゾジアゼピン系抗不安薬が処方されやすいです。

私も処方されました。

この薬は脳のベンゾジアゼピンという場所に直接作用して、不安や緊張、恐怖を取り除いてくれます。

わたしの場合は、ソラナックスとワイパックスという薬が処方されましたが、使用してみた感想としたら、まさに魔法の薬!のような効き目を実感したのを覚えています。

口の中に入れて飲み込み、数分絶たないうちに緊張がほぼ一瞬にしてなくなりました。

この薬も高い確率で処方されやすいです。

うまく使用すれば大きな力となってくれます。

もう一つは、β遮断薬です。

これは、緊張した時の症状、動悸や震えなどを取り去ってくれます。

ゆえに緊張がなくなるという構造です。

ですが緊張や不安そのものを取り去ってくれません。

またぜんそくをもっている方は症状を強めてしまうので、取り扱い注意です。

しかし、この薬も使い方次第では大きな力となってくれると思います。

※社会不安障害の克服において、薬はあくまで補助的な物だと思っています。
不安は逃げれば逃げるほど大きくなっていきます。(マリオに登場するお化けみたいに)
社会不安障害を克服するには、いつかは不安と対面する瞬間があるものだと私は思っています。

社会不安障害の克服と認知行動療法

認知行動療法とは考え方のクセを正して、そして行動して治していくというものです。

たとえば、会社でプレゼンをするのに声が震えて緊張してしまう人がいたら、その本人は、「みんな聞いている、ちゃんとしなくちゃ!」と思っていますが、聞いている人達は、「この人まじめなんだな」や「腹減ったな、昼ご飯何にするかな」「早くトイレ行きたいな」など全然違うことを思っていたりします。

ここの考え方を見直したら、エクスポージャー(暴露療法)と呼ばれる不安に飛び込む作業を行います。
つまり、声が震えて緊張してしまう人は、声を震わすことをします。

そして、声が震えたけれど何も起こらなかったことを経験することによって、不安を無くしていくことです。

社会不安障害の認知行動療法も薬物療法と併用しておこなわれる病院などの機関が増えてきています。

社会不安障害の克服と愛着障害

愛着とは何か?

はじめて聞く人も多いんじゃないかと思います。

愛着とは小さい時に、母親や父親から与えられる安心感のようなものです。
ほとんどの人はこの安心感を得ながら成長していきます。

しかし、小さい頃、父親がアルコール依存症で、しょっちゅう暴力を振るわれたり、母親が、過保護、過干渉で支配的だった、このような家庭で育つと愛着に障害をきたしやすいのです。

愛着障害の克服は社会不安障害の克服にもつながります。

おもに、緊張に立ち向かう勇気を得る事が出来ます。

愛着障害の克服の方法としては、安全基地を持つこと、すなわち、一緒にいて癒される人と多くの時間付き合うことです。

そうすることによって、私は受け入れられているという自己肯定感を得る事が出来ます。

社会不安障害の克服とマインドフルネス

マインドフルネスとは簡単に言うと瞑想のことです。

これは瞑想することにより、脳の前頭前野という場所を分厚くし、物事や自分を客観視できるようになることができます。

海外の企業家なども多く行っていることでも有名で近年の精神医学会でも大きく注目され始めています。

やり方としては、静かな場所で、自分の呼吸に意識を向けます、そして雑念が浮かんで来たらそれに気付いて、また呼吸に意識をし直します。この繰り返しです。

マインドフルネスを行うことで、自分の目の前の大きな不安を客観視できるようになり、社会不安障害の不安や緊張の克服につながります。

社会不安障害の克服と安全確保行動

私は社会不安障害を克服する上で一番大切なのが安全確保行動だと思っています。

むしろ、この安全確保行動をするかしないかで社会不安障害を克服するか否かがかかっているといっても過言ではありません。

それほど重要なことです。

エクスポージャー(不安に向かっていくこと)を行う過程で不安から身をかわすかどうかのことです。

例えば、赤面恐怖の人が赤面を隠すために下うつむいてしまったり、髪の毛で顔を隠してしまったりすることで不安から身をそらす行動をすることを安全確保行動と言います。

顔を隠さず下を向かず、どうだ!赤面だ!とみんなを見渡すことで、初めて社会不安障害の克服への道が開きます。

社会不安障害の克服とパニック発作

パニック発作とは強い不安で青ざめたり、呼吸が苦しくなったり、動悸が起こったり、自分が自分でなくなってしまうような感じがすることなど、恐怖で頭が真っ白になることです。

これは、人間がもともともっている本能、戦うか逃げるかの神経、交感神経が高く優位になってしまった場合におこります。

パニック発作は私も経験がありますが、はっきりいってとても嫌です。

しかし、いくら強いパニック発作が起こったとしても死ぬことは絶対にありません。

また、パニック発作は長い時間続かないこともわかっています。

私はパニック発作は、社会不安障害を克服するチャンスだと思っています。

時間にしてだいたい15分くらいで不安が緩やかな下降線をたどり、最後にはかなり少なくなります。

パニック発作は途中でその発作が起こる状況から逃げ出すと、強い不安は消えますが、不安は消えず残り続けます。

そして、また次の不安状況に陥ると、再びパニック発作が起こります。

パニック発作は不安と向き合っている最中なので、パニック発作から逃げるか否かで社会不安障害を克服できるか否かがかかっていると言っても過言ではありません。

社会不安障害と予期不安

予期不安とは不安や緊張が起こった場合、その次にまた不安や緊張が起きるのではないかと予期してしまうことです。

たとえば、電車に乗るのが不安な人がいて、パニック発作がおこってしまって、途中下車してしまった。

そして、薬をたくさん服用し、途中下車を何度も繰り返し、やっと目的地についた。

すると次の電車に乗るとき、また同じような不安が襲ってくるんじゃないかと思ってしまうことです。

予期不安はかなりのエネルギーを消耗するので、うつ状態になりやすいとされます。

予期不安を解消するにはやはり、不安に真正面から逃げ出さず立ち向かうしかないのです。

社会不安障害とうつ状態

社会不安障害の人はその緊張状態やマイナス思考から脳が披露してしまい、うつを併発する可能性があります。

なにもやる気が起きない、食欲がない、眠りが悪いなどといった症状が出たら要注意です。

社会不安障害からうつを併発する人は、なんと7割以上と言われています。

つまり10人社会不安障害の人がいたらうち7人はうつ状態を併発しているということです。

また、逆にうつ病の人の約3割は社会不安障害を抱えていると言われています。

どちらもとても多い人数だと思います。

私もうつ状態を併発した一人です。

職場でも、私生活でも、強い緊張に襲われた次の日の朝に強いうつ状態に陥ったことを覚えています。

もし、うつ状態に陥ったら早期の治療が望まれます。

社会不安障害とアルコール依存症

20歳以下の方にはわからないかもしれませんが、お酒を飲むと心地良い気分になることが多いです。

社会不安障害で緊張や不安をお酒を飲んで取り除き、次第にお酒が手放せなくなることがアルコール依存症です。

確かに、アルコールを摂取することで、不安や緊張は和らぐかもしれません。
しかし、社会不安障害のアルコール依存症はお酒の量も増えていき、内臓への負担も大きいことも危惧されています。

アルコールを摂取しないと、前より不安が大きくなることでも知られています。
不安は逃げれば逃げるほど大きくなっていくのです。

社会不安障害と引きこもりの克服

2017年の時点で引きこもりの推定人数は70万人といわれています。

そして引きこもりの中の多くの人が社会不安障害であると推定されています。

学校へ行きたいけれど、馴染めず引きこもってしまう。

会社へ勤めたいけれど、人間関係がうまくいかず、引きこもってしまう。

などのケースです。

また現在の引きこもりの人は高齢化が目立っており、30代、40代の人も多いと言われています。

引きこもりの克服方法としては、徐々に人に馴染んでいく、段階を設定し行動する事が必要です。
また、家族と同居している場合は家族の協力が大きく必要となります。

まずは、深夜でもかまわないので、自分の部屋から出て、玄関を開け、近くのコンビニに行ってみるなど、割と簡単なことから始めていきます。

そして、次は昼間に少し遠くまで自転車で行ってみる。などです。

病院へ行くのも恐怖に感じる人も多いと思います。

まずは病院へいくことを当面の目標にされると良いかと思います。

そして病院に行けたら、→デイケアなどに通い、→学校へ行ってみる、アルバイトをしてみるといった経過をたどります。

また、引きこもりの方のご家族の人はどうしたらいいのか、なんて声をかけたらいいのかなど分からない人も多いと思います。

引きこもりのご家族の方は、まず本人が苦しんでいてひきこもっていることを認めてあげましょう。

そして、引きこもりの方の家族だけでもいいので、病院やカウンセリングに通ってください。

最初は、手紙などで「苦しいんだね、何か手伝えることがあれば、その時は遠慮なく言ってね」といった理解を示すメッセージをおくり、医師やカウンセリングの指示を仰いでください。

引きこもりの人はなりたくて引きこもりになっているのではない、苦しんでいる。ということをまずは理解してあげて下さい。

そこから彼らの未来は開けてくると思います。

これから社会不安障害を克服するのに覚えておいてほしいこと

社会不安障害の認知行動療法で有名なイギリスの心理臨床家であるデイビッド・クラークは、「社会不安障害の患者さんにとって大事なことは、いちばん危険なところは自分の頭の中だと気づくことだ」といっています。

そしてあと一つ、私が医師に教えてもらったことと良書とカウンセリングから教えてもらった社会不安障害を克服するにあたって共通する大切なものは「勇気」をもつことです

自分の頭の中の考え方をクルっと変えて、きちんとした治療の道筋に立ったら少しでも勇気をもっていきましょう!
そうすれば必ず道は拓けると思います。

私の社会不安障害を克服した経緯