~15歳:やや人見知りだけれど、授業中は積極的に手を挙げるなど活発な少年時代を過ごす。

16歳:高校1年生の期末試験中、腹痛にみまわれ、過緊張で血の気が引き呼吸が苦しく、初めて不安発作が起こる。

そしてまた次の試験でも同じことが起こるのではないかと思い、予期不安を感じるようになる。

17歳:高校2年生、中間試験でまた不安発作がおき、中間試験、期末試験ともに保健室で受験するようになる。

これはなんとかせねばならんと思い、心療内科を受診する。

試験の二週間前からワイパックス0.5mgを朝晩服用し、試験の直前ソラナックス0.4mgを服用する。

すると魔法にかかったように緊張が消える。

ワイパックスはほとんど効かなかったような気がする。

18歳:高校3年生、ソラナックスを二つに折り服用し、量を減らし始める。
量を減らしても緊張も減っていった。

20歳:大学2年生、アルバイト先をコンビニからレストランのホールに変え、休憩時間にまかないをシェフと一緒に食べることになる。

すると、残すと失礼だから残しちゃいけない、残しちゃいけない、全部食べなければいけないと思えば思うほど、ノドがつまり食事がノドを通らなくなり、過緊張状態になる。その日々が続き、やがてうつ状態(朝、うつ状態で夜は元気になる)になる。

そして、ある日、意を決して、一口しか賄いを食べず、「すいません、今胃の調子が悪いんで」と言い、残りのまかないを生ごみに全て捨てる。その時のシェフは何事もなかったようになにもしなかった。」
その次のまかないもほとんど手を付けず、生ごみに捨てた。

するとだんだん緊張感がなくなっていき、うつも霧が晴れるようになくなっていった。

26歳、ある特定の人との人間関係がうまくいかず、それと同時に会社の朝礼当番(社内の人15人くらいが集合し、経営計画書と本日の予定を発表する5分間程度のスピーチ)で緊張がだんだん強くなっていき過呼吸になる。

そしてまた半月先に朝礼当番があると、予期不安を感じるようになった。

また、ある特定の人や上司と一緒にご飯を食べに行った時、過緊張するようになる。

そしてうつ状態になり、再び、心療内科を訪れるようになる。

ドグマチール50mgとセディール5mgを朝晩と頓服でワイパックス0.5mgを服用するようになる。

会社の朝礼当番の日、最初のうちはワイパックスが効いていたがだんだん緊張が強くなっていき最高でワイパックスを一度に6錠服用したこともあったが、医師のある指導でその通り、
すらすら経営計画書を読まず、詰まりながら、不自然な間をあけながら読んでみると緊張感が減っていき、また、霧が晴れたようにうつ状態も消えていき、朝礼当番時のワイパックスも6錠から3錠、2錠、なしとドグマチールとセディールも服用しなくて大丈夫なようになる。