社会不安障害の人は「人からどう見られるか」という自分の外見的な評価を心配し、人の視線が気になったり、変に思われるのではないかと考えたりするあまりに、人と会うのを苦痛に感じ、避けようとします。
とはいえ、人と接することなく暮らすのは難しいものです。
人と会うのを避けようとすることで、日常生活にも支障が出てしまいます。
社会不安障害の人は、学校や職場に行けない、買物に行けない、家から出られないというように、生活に支障が出る場合が多いのです。
学校や職場に行ったとしても、友人を作ることや、人と上手くコミュニケーションをとることが難しいのです。
誰でも人の目はある程度気になるものですが、社会不安障害の診断が付く人は、日常生活に支障がでるほど、つらい思いをされています。
また自信を失ってうつ病を併発したり、外出するのがつらくて、家に引きこもるようになってしまう場合もあります。
※参考文献:自分で治す「社交不安症」 清水栄司著