認知行動療法は長期にわたる改善をもたらすことが示されてきました。

認知行動療法は、ある状況についての感じ方が状況についての考え方に決定されている、という原則に則ったAaron BeckやAlbert Ellisの研究が基礎になっています。

社会不安障害に対する認知行動療法のプログラムは以下の構成になっています。

●不安と社会不安障害についての知識
●不安とパニックのコントロール
●不合理な考え方のパターンを変えること
●人と接する機会を持つこと

薬物療法は社会不安障害でも利用できますが、多くの人は処方を必要としないでしょう。
処方が必要なときでも、社会不安障害の治療のための認知行動療法的な技法を学習することがやはり重要です。

なぜなら、それが長期的にみて最も良い結果になると思われるからです。

※参考文献:不安障害の認知行動療法(2)社会恐怖 患者さん向けマニュアル