自己主張とは何か?

健全な自己主張とは選ぶこと、そして伝えることです。

それは何をして何を言うべきかについて自ら選択することです。

それは直接的で、正直で、かつ適切な方法で自分の意見、考え、要求、そして感情を自分が選んだ時に伝える能力です。

自分の権利を認識し、それをいつ行使するかについて自ら選択する能力です。

自己主張の原則は、我々はみな権利と責任を持っている、ということです。

自己主張的であることは、自分の権利と責任を認識し、相手の権利と責任を認識し、関連するすべての人々の権利を尊重できる方法で人間関係のさまざまな状況に対処する選択をすることを意味します。

自己主張的であることは他人を踏み潰すことなしに自分自身を大切にすることを意味します。

健康な自己主張をすることによって、結果的には自分の人生に対してより多くの自信とコントロール能力を持つこととなり、そして自分の要求を満たすための責任を持つこととなり、ゆくゆくは自尊心が増すこととなり、他人との関係がより親密で満足のいくものとなります。
自己主張的であることはどのような人間関係においてもいかに順応するかを選択し、メリットとデメリットを天秤にかけることができる能力も含みます。

自己主張的であることによりあなたは1つの順応方法で凝り固まってしまわず、柔軟にその状況が必要としているような反応に修正できるようになります。


自己主張的であることは以下のことを含みます

●自分自身を評価すること。
自分が意見を表現したり、要求を満たす権利があることを信じること

●あらゆることを内に閉じ込めるより自分自身を他人と分かち合おうとすること

●他人の権利や要求を尊重すること

●他人や状況に対しどのように反応するかを選択できること

●自分自身、自分の要求、行動について「これでよい」と思う事

※参考文献:不安障害の認知行動療法(2)社会恐怖 患者さん向けマニュアル