[不安や恐怖を感じる対象は実にさまざま]
不安症の一種である社会不安障害は、「ある特定の状況や場面」に遭遇すると、強い不安や恐怖を感じ、さまざまな症状が表れるという疾患です。
普段はごく普通に日常生活を送っている人がほとんどのため、病気だとは気づかれず、本人も「性格のせい」「緊張しやすいタイプ」などと思っている場合が多々あります。
しかし、人に会うのが怖くなった、出世が望めなくなった、部屋からでることができなくなったなど、社会生活に悪影響が出てきてしまうようになると、「性格のせい」で片づけるわけにはいかなくなります。
では社会不安障害の人は、どんな場面で不安になり、どんなことに恐怖を感じるのでしょうか。
ひと口に社会不安障害といっても、人によって苦手な状況や行動はさまざまです。
代表的な症状を紹介しましょう。
・スピーチ恐怖
・電話恐怖
・書痙
・赤面恐怖
・視線恐怖
・対人恐怖
・会食恐怖
・振戦恐怖
・発汗恐怖
・腹鳴恐怖
・排尿恐怖
などが代表的な「不安」や「恐怖」になります。
※参考文献:あがり症のあなたは<社交不安障害>という病気。でも治せます! 渡部芳徳著