否定的評価に対する過度の恐怖は、種々の社会状況において不安を引き起こします。
不安を生じさせるような状況を避けるのは、自然なことです。
不幸なことに、回避と逃避は大元にある恐怖を強化し、、恐怖の対象をより多くの状況へと広げてしまいます。
不安を克服する為には、恐怖の対象となっている状況に直面する必要があります。
これを達成するには、過剰なレベルの不安を引き起こすことなく徐々に自信を獲得することができるような、計画的かつ段階的なやり方を使わなくてはなりません。
不安コントロール技法と認知再構成技法が、恐怖の対象となっている状況に直面する際に生じる不安をコントロールし、以後生じてくるであろう不安を軽減するのに役立ちます。
成功するためには、恐怖の対象となっている状況に対して、何度も繰り返して暴露することが必要です。
※参考文献:不安障害の認知行動療法(2)社会恐怖 患者さん向けマニュアル