Q.社会不安障害を医療機関に行かずに、自分の心がけなどで改善することはできませんか。


A.社会不安障害にはさまざまな症状や現れ方があるうえ、ほかの精神疾患との鑑別が紛らわしい場合もあります。

思い込みで決めつけたり、悩んだりする前に、一度は医療機関できちんとした診断を受けましょう。

社会不安障害の心理療法のなかには、日常生活上の努力や心がけが重要な位置付けとなるものが少なくありません。

しかし、そのやり方や方向性を、専門家(医師や臨床心理士)の指導で習得してこそ正しい成果をあげることができます。

せっかくの「心がけ」を、社会不安障害の確実な改善につなげていくためにも、医療機関での受診をおすすめします。

※参考文献:人の目が怖い「社会不安障害」を治す本 三木治 細谷紀江共著