現在、社会不安障害の治療法は、薬物療法と認知行動療法とに大別されます。 とくに近年、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)の有効性が認められて以来、この障害に対する治療に関心が高まりつつあります。 一方、日本では従・・・
「社会不安障害の克服事例」の記事一覧
社会不安障害の森田療法の症例
ここで、外来森田療法の実際を紹介しておきます。 症例A:19歳女性、大学生。 主訴:対人緊張、赤面、声の震えが気になる。 診断:社会不安障害(対人恐怖症・神経症レベル) 1.生活歴および経過 三人姉妹の長女。 元来神経質・・・
社会不安障害の症例「重症対人恐怖症」
症例:30歳男性、主訴:対人恐怖症。 人がいると緊張する。 静かなところで咳の音がどこかですると緊張がとくに強くなる。 汗。 動悸。 顔のこわばり。 息苦しさ。 恐怖感がある。 高校2年生のころから他の生徒の仕草が気にな・・・
社会不安障害「声の震え」の悩みが改善
気心の知れた人を前にしたときほど社会不安障害の症状が出る Sさんには、もう20年以上続いている悩みがあります。 それは、人前で話そうとすると、声が震えてしまうということです。 震えるだけでなく、ひどいときはのどがつまった・・・
20年苦しんだ社会不安障害が軽快
[激務から解放されたとたんに症状が続出] Nさんは三十四歳のときまで、バリバリの営業マンとして、第一線で働いていました。 一カ月に100枚くらいの名刺を使うような仕事ぶりでしたが、職場のちょっとしたトラブルに巻き込まれ、・・・
社会不安障害を克服し、気持ちが穏やかに
社会不安障害を克服した46歳の独身男性Oさんの例です。 Oさんは株のプロとして生計を立てています。 もともとは会社に勤めていましたが、組織というものがきらいで適応しにくかったらしく、何度かトラブルを起こしたあげく、辞めて・・・
三つのカラム法で考え方のクセを正す社会不安障害
就職活動を終わらせてから学生相談室に訪れた大学4年生・22歳(当時)の女子学生Pさんです。 相談内容は、人と接したり、どこかへ出かけたりするとき、いろいろなことを考えすぎて、積極的になれないところを改善したいとのことでし・・・
統合失調症様症状のある社会不安障害の克服症例
勘違いした教師に怒鳴られて社会不安障害、不登校に 二人兄弟の長男として生まれた永島さん(仮名)は、幼い頃は体が弱く、小学校高学年になるまで年に1,2回、季節の変わり目になるとぜんそくの発作が起こり、入院することがありまし・・・
認知行動療法併用での社会不安障害の克服症例
社会不安障害で曖昧さを許せない「べき思考」の強い性格 派遣社員として働く戸田さん(仮名)は、ある症状に長年苦しんでいました。 戸田さんは、人前で字を書くのが苦痛です。 また、人と話しているだけで極度に緊張してしまいます。・・・
典型的な社交不安障害の克服の症例
社会不安障害の目立ちたがり屋だった学童期 竹内さん(仮名)は、小学生時代、自分から立候補してクラス委員や運動会のキャプテンを務めるなど、とても積極的で目立ちたがり屋な生徒でした。 将来の夢は政治家かアナウンサーで、当時か・・・