社会不安障害の人はそもそも、なぜ人は緊張するのか? それは緊張する行動を表に出さないように抑えつけているからです。 たとえば社会不安障害の人が人前でスピーチする時、震えてしまうのを震えないように話そうとするから緊張してし・・・
「社会不安障害の克服の考え方」の記事一覧(3 / 12ページ目)
社会不安障害を克服するという事
社会不安障害に限らず、対人関係療法の効果は、治療終結後に伸びることが知られています。 治療期間中に必要なことを学んだら、あとは日常の人間関係のなかでそれを繰り返し実践していくと、だんだんと実力になり、自信がついてくる、と・・・
親しい関係で攻撃的になる人の場合
社会不安障害の方のなかには、不安を感じずに済む人との関係のなかで、抑えている感情が爆発し、攻撃的になったりするケースがときどきあります。 社会不安障害という病気をかかえていることは苦しいことですし、特にそれを自分の人格の・・・
新たなパターンは本人のやり方で試してもらう
社会不安障害という病気に取り組んでいただく上で、ひとつ心配なことは、新たなパターンを試すという課題をご家族のペースで進められることです。 たとえば、「多少の不安は我慢して人間関係の量を増やすようにと書いてあるわよ」と、ご・・・
本人の感情を肯定する
ご家族にお願いしたいことは、ご本人の話をよく聞き感情を肯定するという仕事です。 感情を肯定することは社会不安障害の治療において大切な要素ですが、やはりご本人は病気の性質上、かなりのハンディを背負っています。 ですから、ご・・・
社会不安障害は治療可能な病気であることを明確に認識する
本サイトの内容をお読みいただくことそのものが、社会不安障害の方のご家族にも役に立つと思います。 社会不安障害が病気であって、治療可能であるということを知ることは、ご家族にとっても安心できる指針になるはずです。 どうしたら・・・
治療が終わる時に出てくる気持ち
治療者との間に安心できる関係を築いてきた患者さんにとって、治療が終わるということは決して簡単なテーマではありません。 特に社会不安障害の方の場合、治療者に対してさらけ出したほど自分の本音を誰かに伝えたことがない、というこ・・・
なぜ治療を「終える」必要があるのか
対人関係療法は期間限定の治療法です。 社会不安障害に対して今まで行われてきている研究は14~16回の面接で完了するデザインになっています。 週一回の面接であれば、せいぜい四ヵ月ですから、それまでの長いあいだの苦しみを考え・・・
治っていく過程での身体症状の扱い
対人関係療法を行っていくと、全体として、症状は対人関係の成果よりも何歩か遅れて改善していきます。 ところが、対人関係のやりとりに自信がついてきたときに強い身体症状が出たりすると、「ああ、対人関係に自信がついても症状はよく・・・
相手の事情を考えてみるという視点
社会不安障害へのひとつの対処法として、相手の事情を考えるという習慣をつけることが役に立っています。 社会不安障害という病気は、一見、相手のことばかり考えているように見える病気です。「相手が自分をどう見るか」ということに意・・・